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引張ばね(引きばね)

引張ばね(引きばね)

機械ではできない引張ばね(引きばね)の難加工に挑みます。

「φ10の太い引張ばねを製作したい」「加工が難しいため他のばねメーカーで断られた」そんな難加工の引張ばねの製作、お任せください。岩津発条製作所は熟練の職人が揃い、規格外の特殊なばねや、機械での加工ができない引張ばね(引きばね)の手加工を得意としています。

引張ばねの製作事例一覧はこちら

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ばね屋に相談!引張ばねの、これできる?

「耐久性を上げたい(破断を防ぎたい)」「省スペース化したい」「特殊な形状にしたい」…
様々な声が寄せられますが、その中でもとくに多い引張ばねのご相談内容をご紹介いたします。

引張ばねの耐久性を上げたい

岩津発条製作所なら…

コストは上がりますが、両絞り+別フックがお勧めです!

耐久性を上げたい
実際にお客様からいただいたご相談

短期間で引張ばねが疲労してしまうのを解消したい。

私たちからのご提案

ばねの疲労を引き起こす原因はいろいろありますが、この画像のばねは胴体の線径が太く強いため、一体型のフックでは破断が生じやすい構造になっています。そこで、端を両絞りにし、別フックを挿入、フック部の線径を胴体よりも太い線径(φ3.5)を使用することで、耐久性を大幅にアップさせました。

隙間を作らずに、初張力をなくしてほしい。

岩津発条製作所なら…

多くの場合、設計と材料の工夫で対応可能です!

隙間を作らずに、初張力をなくしてほしい。
実際にお客様からいただいたご相談

各コイル間に隙間を作らずに、初張力をなくしてほしい。

私たちからのご提案

通常、初張力をなくすためには、各コイル間に隙間を作るピッチ巻を行います。今回の例では「各コイル間に隙間を作らずに」とのことでしたのでピッチ巻の代わりに、材質をピアノ線から、ほぼ初張力のつかないオイルテンパー線に変更することを提案し、初張力をなくしました。(※オイルテンパー線は鍍金すると、(他の鋼種に比べて)水素脆性が著しく発生するため、表面処理を塗装にしました。)

引張ばねの破断を防ぎたい。

岩津発条製作所なら…

荷重のかかり方に応じた、応力に余裕を持たせた設計が重要です!

破断を防ぎたい。
実際にお客様からいただいたご相談

ばねを弓なりに引っ張るため偏心荷重がかかるせいか、胴体部分が破断してしまった。

私たちからのご提案

今回のばねは、設計を見ると、応力限界付近で使用する引張ばねであり、それが破断の一番の原因でした。 そこで、線径:φ0.45、コイル外径:φ3.1+0/-0.1を+0.1.-0と、ほんの少し外径を大きくすることで応力をクリアし、破断を防ぎました。

省スペースで“たわみ”を得たい

岩津発条製作所なら…

有効巻数と初張力、フックの形状で調整します!

省スペースで“たわみ”を得たい
実際にお客様からいただいたご相談

荷重ゼロ時のばねの長さは変えられないが、荷重を加えた際のたわみをもっと長くしたい。

私たちからのご提案

普通の円形のフックではお客様の希望の短さに収めることはできませんでした。そこで、半円のフックにすることで、コイル部分の長さを増やして荷重を得て、かつ希望の短さに収めることができました。また、たわみは初張力の影響も受けるため、初張力の調整も行いました。

引張ばねのコイル両端の形状を工夫したい

岩津発条製作所なら…

自動機で無理なら、専用治具と職人による手加工の出番です!

コイルの両端の形状を工夫したい
実際にお客様からいただいたご相談

よくあるようなフック部分ではなく、取付箇所に合わせた特殊形状にしたい。

私たちからのご提案

自動機では不可能でしたので、手加工にて実現しました。手加工=高コストになりがちですので、極力加工工程を削り、少ないコストで加工できるような工夫をしました。その際には設計面で仕様変更すればコストダウンできるところもございますので、お気軽にご相談いただければと思います!

私たちが得意とする引張ばねの難加工

私たちが得意とする引張ばねの難加工

引張ばねは材料ごとに異なる初張力や、コイル部分の応力も配慮した設計が求められます。岩津発条製作所では設計の提案・アドバイスから、手加工による対応までいたします。

  • 線径φ0.2~13.0 (設計次第でφ0.2以下、φ13.0以上もお引き受け可能です。ご相談下さい。)
  • 脱線巻き(高初張力)
  • 疲労しにくい
  • 耐熱・耐食性が高い
  • 初張力0

安心してばね製作をお任せいただける品質管理体制

安心してばね製作をお任せいただける品質管理体制

ばねの品質は材料・設計・製造工程が重要です。信頼のおけるメーカーの材料だけを仕入れ、QC工程表に基づき品質管理を徹底。安心してばね製作をお任せいただけるように取り組んでいます。

また、ミルシートの提出や環境対応素材の使用などのご要望にもお応えできますので、お気軽にご相談ください。

引張ばね(引きばね)の
設計相談や試作から承ります。

特殊・精密な引張ばね(引きばね)の製作や難加工は、私達にお任せ下さい。治具・金型内製率99%だからできる、フレキシブルな対応で、皆様の「ほしい引張ばね」を1個から製作いたします。また、最適な製品ができるよう設計など技術面のアドバイスや、製作後のアフターフォローも行っています。