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ばね製作事例集
「ばね製作記 逸品」
ばね製作事例集
「ばね製作記 逸品」
東大阪から発信する、特殊ばね製作や、フォーミング加工の日々…。
岩津発条の自慢は、創業から培ってきた職人技です。機械による自動化が進んでも、弊社は“製造業”を営む者として、“技術”にこだわってきました。 そんな自慢の技術を、是非とも皆さまにご覧いただきたいと思います。
難加工ばね製作事例一覧
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線径が細すぎるかつD/dが大きすぎる引張バネ
- 引張ばね
- ステンレス鋼線
- 線径が細すぎてフック部を立ち上げるのが困難
- D/dが大きすぎるためコイルの密着部の安定が難しい
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要望に合わせてフック部の形状を提案した引張バネ
- 引張ばね
- ピアノ線
- フック部の形状を要望に合わせて提案
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機械開閉部の油圧機器の代用となるトーションばね
- トーションばね
- オイルテンパー線
- 油圧の代わりにトーションバネを利用してコストダウン
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円→直線に曲げるというシンプルでも地味に難しい加工を施した線材曲げ加工品
- 線材曲げ加工品
- ステンレス鋼線
- 円→直線にするためのひずみとりが難しい
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ダブルトーションバネの技術を応用して作った線材曲げ加工品
- 線材曲げ加工品
- ステンレス鋼線
- ダブルトーションバネの技術を利用
- スプリングバックの管理が至難の業
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芯金の材質を工夫して小さすぎるD/dに対応した逸品(左)と自動機で一発成形した逸品(右)(メガネ部品)
- 線材曲げ加工品
- チタン
- (左)芯金に特殊鋼を利用することで細い芯金でも負荷に耐えうるように工夫
- (右)複雑形状を自動機で一発成形
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中心と両端にセギリ加工(切削加工)が施された線材曲げ加工品
- 線材曲げ加工品
- ステンレス鋼線
- あらかじめセギリ加工(切削加工)が施された線材を使用
- 後工程での調節が不可能なため正確な位置での曲げが要求された逸品
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軽量化にアルミを採用した加工品
- その他特殊ばね・線材
- アルミ
- 軽量で耐食性が高いアルミを使用
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3種類のばねを作成し、組み立てまで行った噴霧器部品
- 引張ばね
- トーションばね
- 線材曲げ加工品
- ステンレス鋼線
- トーションバネ、引張バネ、リングを組み合わせたバネ
- 組み立て易さを熟知しているため素早い加工が可能
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真鍮を傷つけないよう自らの「手」だけで巻いた引張バネ
- その他特殊ばね・線材
- 真鍮
- 柔らかい真鍮を傷つけずに加工
- 自動機も治具も使用せず手加工にて実現
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チタンにより軽量化に成功した圧縮バネ
- 圧縮ばね
- チタン
- チタンにより軽量化が可能
- 両面は外径の7/8研磨(通常は3/4)
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異なるRが同一のRになるようあらかじめ巻き具合を調節した建築資材
- 線材曲げ加工品
- ステンレス鋼線
- 異なるRが同一のRになるようあらかじめ巻き具合を調節
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旋盤で加工した線材曲げ加工品
- 線材曲げ加工品
- 鉄
- 治具製作用の旋盤で加工
- 専用の設備を揃えずともコストを抑えて試作可能
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異形線のコイリングを自動機で実現したバネ
- その他特殊ばね・線材
- ステンレス鋼線
- 異形線のコイリングを自動機で行いコスト削減!
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引張バネとトーションバネを合わせたバネ
- 引張ばね
- トーションばね
- ステンレス鋼線
- 引張バネとトーションバネの機能を合わせたバネ
- 負荷がかかる箇所を正確に把握した上で突起部分を加工
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特注品でも価格を抑えた線材曲げ加工品
- 線材曲げ加工品
- 小ロットの場合、設計と加工方法の工夫によりコストを下げるアプローチを行う
- 今回は加工技術の工夫でコストダウンに成功
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専用の加工機を自社製作して価格を抑えた線材曲げ加工品(建築資材)
- 線材曲げ加工品
- めっき線
- 専用の特注加工機を作成し、コストダウンに成功
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中心にわずかにRをつけた線材加工品
- 線材曲げ加工品
- ステンレス鋼線
- 自動機で加工可能な場合でも、あえて自動機を使わないことで多くのメリットがあるケースの一例
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D/d≒4のコイル両端を半丸フックにするという至難の業物
- 引張ばね
- ステンレス鋼線
- 線材に傷をつけずにフック部分を直角に立ち上げるため、治具を試行錯誤して改良
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コイルに近い部分から曲げを行ったダブルトーションバネ
- ダブルトーションばね
- ピアノ線
- コイルを傷つけないように芯金を沿わせて曲げることが困難
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面取りを行った線の両端を密着させた線材曲げ加工品
- 線材曲げ加工品
- ステンレス鋼線
- 先に面取りの作業を行う必要があるため、加工後の微調整が不可
- 先端を密着させるためひねりを加え、熱処理後の膨張も加味して加工