材質:SUS304
外径:10mm
内径:8.4mm
肉厚:0.8mm
- ベンダー曲げの場合は金型不要で初期コストが安い
- ただし多少の歪みが生じるためそこを許容できるかどうか
こちらは、金型を使わずにステンレスのパイプを曲げた事例です。
歪みの許容範囲次第で、ベンダー曲げのほうがメリットが出る場合があります
パイプ曲げの一般的な加工手段として、そのパイプの外径に合った専用金型を用いることが多いのですが、今回は金型を使わずにベンダー曲げを行いました。
メリットとしては金型不要なので初期コストが安いのですが、デメリットとしては、金型を使わないことの裏返しですが、曲げた際に外から押さえつける役割の金型がないため、パイプに多少の歪みが生じてしまいます。
今回のケースでは、横に0.3mm膨らみ、縦方向が0.3mmほど潰れたのですが、仕様上問題ない範囲とのことで、ベンダー曲げを採用していただきました。
岩津発条では、条件次第でメリットのでる可能性のある加工方法をご提案させていただきます。設計や難加工に関するご相談はぜひお任せください!