材質:SWOSC-V(オイルテンパー鋼線)
線径:4.2mm
- 専用治具で全数検査を実施
こちらは、コイルの終端部分が長く伸びた直線が立ち上がったバネです。直線部分が長いという要因もありますが、その直線部分の立ち上げ(曲げ)箇所がコイルの外径と揃うように収める必要があり、自動機での成形は困難な逸品です。
曲げ箇所がコイル外径に収まっているかどうか、専用の検査用治具で全数検査
上図の通り、この立ち上げ箇所をコイル外径ギリギリで曲げる必要があります。これまで数々の難加工を経験してきましたが、この曲げはかなり難しい部類に入ると思います。
また、コイル外径に収まっているかどうか、公差も厳しいものが要求されるため、専用の検査用治具を作り、成形したバネを全数検査によりチェックしました。(今回ロットがそこまで大きくなかったため、その分の検査にかかるコストも許容範囲ということで実施しました)
そこで、検査の結果、公差を外れてしまった場合は、その曲げ箇所を再度突いて公差内に収めるように対応しました。
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