材質:SWP-B(SWRS、ピアノ線)
線径:1.0mm
- Uの字型フックの加工に苦労しました
こちらは、フックの1つがコイル内径の位置でUの字型に曲がった引っ張りバネです。
フックの曲げにツールを入れる隙間が無く、苦労しました
Uの字型フックということで、フックの形状が通常の丸型フックとは違うという点も成形が難しいポイントですが、最大の難所は、Uの字型フックの曲げ位置がコイルの内径の内側にあるということです。
フックを曲げる際、コイルに当たってしまい、ツールを入れる隙間が無いということです。詳細はここではお伝え出来ないのですが、この曲げ加工には苦労しました。
スプリングバックの調整も腕の見せ所
Uの字のフックの内寸法は2mmであり、D/d≒3となり、スプリングバックの調整が難しい曲げとなりました。曲げの際のツールの位置によってスプリングバックの位置が変わるため、まさに職人の腕の見せ所となります。
岩津発条では、精度がシビア難加工でも、職人技で対応させていただきます。設計や難加工に関するご相談はぜひお任せください!