材質:SWRM(SWM-B)
線径:6.5mm
- 面取りにかかるコストを削減
- その代償として、加工の寸法管理が大変
こちらの逸品は、先端のカット部分の外観を重視した線材曲げ加工品です。
カット専門業者の技術で、面取りもせずに、カットのみできれいな断面を実現
今回、先端のカット部分の外観を重視するという要件でしたが、岩津発条で通常のカットを行うとカット面付近に傷跡がつき、それをきれいにするための面取りを行う必要があり、その加工コストがかなりかかってしまうことが判明いたしました。
そこで、「カットの専門業者」に線材のカットを委託することにしました。左の画像の断面をご覧いただければと思いますが、面取りなしでこの綺麗な断面。
これにより加工コストを削減することが出来ました。
その代償として、線材の長さが固定されるため、高精度の曲げ加工が必要
カットの専門業者に依頼を行うには、材料の段階でカットを依頼する必要があります。
材料をあらかじめカットしてから加工するということは、後工程での寸法調整ができないということ。定めた寸法になるように、高精度で曲げる必要がありました。
特にこの曲げはRがきつく、ベンダー曲げではなくプレスにて曲げる必要があり、その型の精度も高いものを要求されました。
岩津発条では、成形可否や精度の観点は勿論、トータルコストが最適になるような仕様をご提案いたします。設計や難加工に関するご相談はぜひお任せください!