材質:SWC(SWRH)
線径:2.0mm
- 自動機で出来ない箇所を職人の手で加工
こちらの逸品は腕の先端を斜めにカットしたトーションバネです。
自動機による一発成形は不可
実は自動機でも斜めカット自体は出来るのですが、左図のようにカット位置が左右で異なってしまいます。
これは自動機の性質上、自動機内で線材をカットした端から連続して次を成形していくという挙動しかとれないため、今回のような両端の形状がつながらない左右対称となるような斜めカットは自動機では実現することが出来ないというわけです。
自動機でトーションバネを成形後、職人の手で先端をカット
そのため、アームをやや長めにしたトーションバネを自動機で成形し、その後、職人の手により先端をカットする対処になりました。
自動機で出来るところは行い、手を入れなければならないところは職人の手で加工を行うことで、最小限のコストで難加工を実現しております。
岩津発条では、職人の手によって自動機では成形できないバネの加工を実現することが可能です。設計や難加工に関するご相談はぜひお任せください!