線径0.6mm、D/d≒2.6の曲げを自動機で一発成形したトーションバネ

一般的には自動機で加工できる範囲としてD/d＝4が限界とされていますが、今回の逸品はD/d≒2.6なので自動機の加工範囲外。しかも 線径は0.6mmなので、普通の芯金の素材を使うと巻く際に強い負荷がかかり折れてしまいます。

岩津発条では昔ながらのメカ式自動機を自在にセッティングできる職人がおりますので、芯金を線径0.9mmの強靭性の高いものに変更して、自動機でも一発成形できるように調整することができました。