材質:SUS304-WPB
線径:12mm
- 金型のコストを削減
金型のコストを削減するため、空圧シリンダーで曲げてみました。
素直にプレスブレーキでやればいいじゃないか!という声が聞こえてきそうですが、プレスには金型が必要です。ですが弊社は空圧シリンダーを駆使したオリジナルの加工治具を作れるため、金型にコストをかけるのは勿体ない…できるかどうか試してみよう!ということでやってみたところ、、、いけました。
なぜこのようなことをしたかというと、単純にコストもありますが、お客様からの依頼に対してお見積りを行う際に「空圧でやればもっと安い費用で加工できるかもしれない」と思い立ち、いつもお世話になっている材料屋さんが12mmの冷間の材料を在庫されていたため、試しに購入。そして実験でやってみたところ、目的の仕様に加工することができたので、金型を駆使した前提の見積りよりも費用を下げて提示することができました。
先日の線径20mmの極太アルミ線を使ったリングの逸品の際に、アルミを舐めており極太の線径に手を焼いたので今回は慎重に実験を行ったというわけです(笑)
実験のための材料費や加工費はかかったものの、許容範囲内に収まったこともありますが、この実験で弊社としても治具の技術の幅が広がりましたし、お客さんとしても安い費用で提示できるということで、それを考えれば今回の投資実験は成功だったと感じています。
日々限界を超えることでお客様の価値に繋がる、そんな「まずやってみる」という姿勢を大切にしております。弊社とともに面白いものづくりをしましょう!バネ・線材の曲げ加工でお困りの方はお気軽にご相談ください!