材質:SWC(SWRH)
線径:6.0mm
・先に面取り加工をする必要があるので後工程の寸法調整の余地がない
・自社で製作した治具と職人の絶妙な加減で正確な曲げを実現
こちらの逸品は、先端2本を限りなく密着させて同時に曲げた線材曲げ加工品(特殊車両のベルト掛け)です。
先に面取り加工をする必要があるので後工程の寸法調整の余地がない
この逸品は先端に面取り加工(角部を削り角面や丸面などの形状に加工する工法)を施す必要があったのですが、密着させた後では面取りができないため、先に面取り加工をしてから成形する必要があります。
このような仕様の場合、最終的な調整は一番最後の工程で線材の両端をカットすることで調整を行うことが多いですが、今回の場合は先に面取り加工をする必要があることから、成形前に材料の両端を仕上げてしまうため、最終の先端の寸法調整が許されない状況でした。
自社で製作した治具と職人の絶妙な加減で正確な曲げを実現
後工程での寸法調整ができないということは、決められた寸法の中で正確に曲げるしか方法はありません。2本同時に曲げると、ものすごく力が必要なのに加え、ばらつきも出やすいのですが、岩津発条では自社で製作した治具と職人による絶妙な力加減で正確な曲げを実現することができました。
岩津発条ではオリジナルの治具と職人技を駆使して数々の難加工を実現してきました。ぜひお問い合わせください!