材質:SUS304-WPB
線径:2.0mm
直線部の長さ:90mm
・3つのベアリングでコイル材を直線に加工
こちらの逸品は自動機で作成したもので、直線部分がポイントです。元々コイル状の線材をベアリング3つのみを使用して直線に加工しました。
3つのベアリングでコイル材を直線に加工
通常コイル材を直線に加工するときは、ベアリングを用いて直線にします。一般的にはベアリングの数は多ければ多いほど直線の精度が高くなりますが、岩津発条ではたったの3個で加工を行いました。
お客様と相談の上、直線部分にそこまでの精度は必要ないとのことでしたので、ベアリングの数は少なくて良いと判断しました。直線の精度はベアリングの絶妙な位置加減で変わってくるので、0.01mm単位での位置の調節が必要ですが、ベアリングの数が少ないと逆にメリットもあり、うまく直線にならない場合にどのベアリングに原因があるのかがわかりやすく、調整もしやすいのです。
とはいえ、加工時の機械の振動などでだんだん位置が変わってきてしまうので、定期的に調整しながら製作させていただきました。
岩津発条では、一般的な加工方法に囚われず、製品の用途や目的に応じて自由な発想で最適な加工方法を提案します。ぜひお問い合わせください!