材質:真鍮
線径:0.7mm
つぶした部分の高さ:0.2mm
つぶした部分の最長縦幅:1.6mm
こちらの逸品は、線材中心部分をプレスによりつぶす加工を施した線材曲げ加工品です。
普通、線材を上からプレスすると、つぶれた面が楕円形に広がりますが、お客様のご要望として「つぶれた面の縦幅をできるだけ長くとりたい」とのことでしたので、強度と金属の伸びを考慮した結果、「菱形」状の面を作ることが最適だと判明いたしました。
そこで、つぶした面を菱形に出来るような専用の治具を作成し、その治具を用いてプレスした場合にΦ1.0用では、機械のプレス能力が十分でないため、Φ2.0用に切り替えました。
一見複雑な加工工程ながらも専用の治具の工夫により自動機で量産が可能になりました。
岩津発条では、このように自動機に工夫を凝らすことで、コストを抑えることが可能です。お気軽にご相談くださいませ。