材質:SWC(SWRH)
コイル線径:1.0mm
フックの線径:2.0mm
こちらの逸品は、フック部分にコイル部分の2倍の線径を使用しているというのがポイントです。
1本の線材を用いた引張バネの場合、フック部分の引っ張られる点や、コイル部分とフック部分の境界に負荷が掛かり、折れてしまうことがあります。しかし、この逸品のように、コイルの線径1.0mmに対して、フック部分を2倍の線径を提案することで、より高い耐久性を実現することができました。
機械で先端の3巻ほど手前の部分まで巻いた後、あらかじめ成形したフック部分を挿入し、職人による手作業で両端3巻ぶんを絞るという加工を施しています。先に機械で片方が絞られた状態にして、後からフック部分を成形する方法もありますが、加工工程の削減・効率化を追求した結果、こちらの方法で加工しています。
弊社では様々な加工法を駆使した提案が可能です。お気軽にご相談くださいませ。