薄くて強い荷重を発揮する自動車部品用の引っ張りばね

こちらの逸品は薄いスペースで強い荷重を発揮可能な引っ張りバネです。

ある電子部品の一部なのですが、バネのとりつけスペースが上方向3mmの隙間しかないという条件のため、ばねをコイル状にしてしまうと細くなってしまい、要求された荷重を満たせなくなってしまいます。そこでバネを平らにすることで縦方向のスペースを解消し、荷重を満たすことができました。加工としては22回の曲げが存在し、かつバネが長くなると線材同士が重なってねじれていくため、それを真っすぐにコントロールする点が難しかったです。

岩津発条では熟練の職人による手加工はもちろん、そのご要望を実現させる設計の工夫が可能ですので、お気軽にご相談くださいませ。