線径0.18の細すぎるガータースプリング

こちらの逸品は金属部品の接合部分に装着して緩衝を行う用途の、線径0.18の細い線径をつかったガータースプリングです。

線径が細すぎるため自動機で加工を行うと径がばらついてしまうため、手加工になります。
手加工であっても、繊細なコントロールが求められます。巻き始め～中間～巻き終わりで径がばらつかないように、一寸の狂いもなく常に一定のスピードで手元を維持する必要があり、いくら熟練の職人であっても、量産を前提とした際には不良品が出かねません。
そこで、芯金の横（直線方向）に一定の巻きスピードを教えてくれるペースメーカーのような装置を製作、設置することで常に最適な速度で巻きスピードをコントロール出来るように工夫いたしました。
結果として、量産にも耐えられる仕組みが出来上がり、コスト・品質共に満足いく結果となりました。

岩津発条ではいかなる困難にも立ち向かい、創意工夫で解決へと導く努力をいたします。ばねの難加工のことならお気軽にご相談くださいませ。