素材を工夫した海洋構造物用の線材加工品

こちらの逸品は海洋構造物に使用されるとのことで、 耐食に強い素材である純チタンを用いた逸品です。

通常、バネ用チタン線は合金ですが、それに比べて純チタンは耐食に強く、海水、上下水道、表面処理設備などによく使用されます。さらにバネ用チタン線に比べて安価であるという点も見逃せません。 そんな純チタンですが、バネ用チタン線に比べバネ性は劣ります。（当然といえば当然ですが・・・） そのため、硬引き線を用いることでネックを解消しました。 さらに硬引き線は表面がざらざらして潤滑性が悪いため、自動機は使用できませんでした。 素材を安くしたのに加工でコストがかかっては本末転倒ですがそこは岩津発条の職人、通常考えうる「回転式の曲げ加工+歪み取り」ではなく両サイドから線材を突いて一発成形。低コストでのご提供が可能とりました。 岩津発条では熟練の職人による手加工が可能すので、お気軽にご相談くださいませ。