線径φ12の極太な鉄線を、内径20mmの円ができるように曲げる仕事でした。
コイル外径(D/d)にすると、“2.66”という小ささ。 加工難易度はかなりハイレベルでしたが、ベンダー加工は、岩津発条が最も得意とする分野の一つです。弊社の職人が、底力を見せてくれました この製品は、熱間バネメーカーやプレス加工メーカーの技術でも作れる製品ですが、弊社のベンダー加工で行うのが、最も早く、安く、且つ、綺麗に仕上がります。 熱間バネメーカーで行うと、焼きなましが必要になり、時間もコストもかかります。 プレス加工メーカーで行うと、金型が必要になり、コストがかかります。 また、加工工程もおそらくこの製品なら、4工程は必要です。しかし、岩津発条のベンダー加工なら、そのままの材料を、一発で曲げ、完成させます。 ※ちなみに、硬鋼線(バネ鋼)SWC(SWRH)φ10の材料でも、これと同じくD/d=2.66の製品の加工実績があります!